以前ご紹介した店舗改装の現場、無事に完成いたしました。

元々は完全なスケルトン状態。

まっさらな状態からのスタートでしたが、その「何もない」空間だからこそ活かせる素材感があります。

打ちっぱなしのコンクリートも、しっかり下処理を行い、無骨さの中に洗練された印象を残すよう仕上げました。

店内の仕切りは一部ガラスで構成。

閉塞感を出さずに空間をゆるやかに分けることで、動線も確保しつつ、開放感を損なわないように設計しています。

お客様が入った瞬間に「ちょっと他と違うな」と感じてもらえるような、そんな空気感を意識しました。

照明にはレールライトを採用。

これにより、レイアウト変更にも柔軟に対応でき、店舗運営側でも手軽に調整が可能です。
【空間づくりは一度で終わりじゃない】

変化していくことを前提にした設計が、今の時代には必要だと思っています。

完成後に再訪したときには、すでに商品も並び、店舗スタッフさんによるレイアウトが見事に空間とマッチしていて、思わず「天才か…」とつぶやきました。
外から見てもつい足を止めたくなるような、そんな魅力あるお店に仕上がっています。

この空間が、新しいお客様との出会いや、日々の営みの中でしっかりと活きてくれることを願ってやみません。
立ち寄る機会がありましたら、そのときはぜひ、私たち職人の手仕事の跡も思い出していただければ嬉しいです。

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